そうだ、京都行こう。
目が覚める。なりやまないアラーム、薄暗い部屋。まだ日も登ってない。
まだ寝たいな...
そうだ、待ち合わせに遅れてしまう。
重いからだを起こす。
この日は彼女と京都旅行であった。彼女は歴史好きで城郭や戦争遺跡めぐりが趣味の文系である。
さて、彼女とは副都心の某駅で待ち合わせとなったが、ここで一つ補足しておく。
副都心では新幹線がないではないか、そういいたい諸君も多いだろう。しかしながら数々の史跡を巡るには新幹線は使いづらい。史跡は必ずしも新幹線駅から近いわけではないからだ。しかるにもっぱら普通列車での移動となることから副都心をたつこととなった。
待ち合わせ場所に時間ギリギリについた私は既に来ていた彼女をみつけた。待たせてしまったことを申し訳なく思いつつも、彼女の姿に見とれてしまう。
鋭い目付き、黒ぶちのメガネ、ショートボブの髪、藍色の帽子、地図のはいったカバンとデジタルカメラ...
まあここで自慢しても仕方ないか。ごめんごめん。
目次
なお、2019年夏のお話です
二川トーチカ
さてさて最初に向かうは二川トーチカである。ざっと五時間、電車に揺られて愛知県を目指す。
二川につく頃には下半身が半壊しており、やはりロングシートの罪を感じさせられる。乗り継ぎで一度だけ特急型車両を使った普通車に乗ったがそれ意外はロングシート。魔の静岡県と言われる由縁である。
二川のトーチカと裏山の手彫り壕を一時間近くさ迷いながら探しだし、そのころにはスマホで写真を取る余裕はなくなっていた。カメラから写真を出す気力が残っていたらあとで追記しておく。
岡崎城へ参らむ
さて、次に向かうは岡崎城。愛知環状鉄道に初乗車した。愛地球万博でお馴染みの鉄道である。第三セクター方式の鉄道としては超優等生ともっぱらの噂である。
駅員の方も優しく切符に印をもらって持ち帰らせてもらえた。
私は城にはからっきしで臼井城、佐倉城、小田原城、首里城、勝連城と豊島氏の城いくつか程度しか訪れた事がない。
この日は名古屋に宿泊した。部屋はもちろん一緒である。
彼女はなにか歴史を学ぶ学部を志望してるとか。遊ぶん学部、あほー学部と比べないでほしいと言われたがいまいちわからなかった。
誠に勝手ながら夜の出来事は割愛させていただく。