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引継ぎ

円錐曲線舐めてたら前回比三十点マイナスで大転けしました。

さて、今年度は色々教えそびれてしまいました。普段の交信のしかたから覚えておいた方がいいこと、暗黙の了解やコンテストログの出し方等々、今回まとめておきますので来年度以降役立ててください。

 

 

1.免許取り立ての諸君へ

まずは中学生二人とも合格おめでとうございます。三級までは中学生のうちに取っておけばかなり幅が広がりますので暇なうちに挑戦してみてください。

まず覚えておかないといけないのは

フォネティックコード

Q符号

の2つでしょう。

 

フォネティックコード

まずは以下のアルファベットと言葉の対応を覚える必要があります。YouTubeで動画をみるなりしてもいいですし、どうにかしましょう。

()はあまり聞かないもの。基本は一番左のを使うべし。

Aアルファー アメリ

Bブラボー ベーター ボストン

Cチャーリー チャイナ

Dデルタ デンマーク

Eエコー イングランド

Fフォックストロット フォックス

Gゴルフ

Hホテル ハワイ ホノルル

Iインディア イタリー

Jジュリエット ジャパン

Kキロ (キング)

Lリマ ロンドン

Mマイク

Nノベンバー ナンシー

Oオスカー オーシャン オンタリオン (オリバー)

Pパパー ピーター

Qケベック クイーン

Rロミオ ロバート (ラジオ) (ローマ)

Sシエラ サンチャゴ

Tタンゴー トウキョウ

Uユニホーム ユナイテッド アンクルー

Vビクター ヴィクトーリア

Wウィスキー

Xエックスレイ

Yヤンキー ヨコハマ

Zズールー ゼブラ ザンジバル

 

?サムシング

 

間違えやすいのが「ケベック」です。Kと勘違いする人が多いようですがQのことです。「ウィスキー」もUではなくW、「アンクル」もAでなくUです。

また、相手がコールが聞き取れなかったときは

「JA1サムシングサムシングX、もう一度お願いします」なんて言われたりします。Sを表すものではないのでもう一度はっきりコールサインをいう必要があります。

また、聞き取りやすいときはフォネティックコードを使わずアルファベット読みすることも多いです。そのときはPとTがなかなか区別がつかない時もありますから私はこの2つだけは絶対にフォネティックコードでいうようにしています。

 

Q符号

Q符号はとりあえず3つだけ覚えておけばいいです。

QRA 名前は

QTH 場所は

QRZ なんつった?

この3つです。特にQRZはよく使います。QRA、QTHは「名前はー」「場所はー」って言ってしまっても全然大丈夫です。

 

2.コンテストの戦いかた

コンテストで戦うにおいて知っておくべきは上に上げたフォネティックコードQ符号に加えて以下があります。

・数字の読み方

・JCC/JCGコード(市郡区番号リスト)

コールサインの仕組み

・定型文

・数字の読み方

です。

 

JCC /JCGコード

これは名前だけ知っていればどうにかなる番号です。市ごと郡ごとに加え東京23区、各政令指定都市は区ごとに与えられています。北海道は郡が同じでも振興局でナンバーが違う場合もありますが、コンテストでは振興局ごとに3桁の番号で扱われる振興局ナンバーで行われるのが一般です。最低限、「そちらのJCCはなんですかー」とか聞かれたときに言えれば大丈夫です。

 

コールサインの仕組み

コールサインは大きく3つの部分に別れます。

JA1Y?Xでは「JA1」までが「プリフィックス」、「Y?X」が「サフィックス」と言われます。

(1は地方を表しています。詳しくは後述します。)

 

「すいません、サフィックスとれてません。」なんて言われたらY?Xの部分だけ繰り返しいうようにします。

また、サフィックスは左から「トップ」「ミドル」「テール」ともいいますがこれを使うことはまずありません。

「ラストレターなんですか?」というように「テール」を聞かれることがおおいです。

移動局の場合にはサフィックスのあとに「/1」などがつくことがあります。「/」はポータブルまたはストロークと読みます。

 

プリフィックスは聞き取りにくいときがしばしばあります。「ぜっちゃん」とかいったらJH1といったように言いにくいコールサインはちじまって聞こえることがありますから注意しましょう。

また、7コールといったJが7に置き換わった局も存在します。なんでもかんでもJから始まるというわけではないですし、記念局といわれる特別な局はコールサインのルールに則らない場合がありますので注意しましょう。

 

番号の部分は基本的に地方を表します。

1関東(山梨含む)

2東海(三重含む)

3近畿

4中国

5四国

6九州(沖縄含む)

7東北(新潟含まず)

8北海道

9北陸3県(新潟含まず)

0信越

 

コンテストでは(交信数)×(地域数)でポイントが決定しますのでこの番号で「あ、北海道だ、まだ交信してない地域だからしたいな。」といった判断をしたりもします。



定型文

コンテストでは緊張してしゃべることが抜けてしまうことがよくあります。ですから、定型文を作って見ながらしゃべるといいでしょう。

 

CQコンテストCQコンテスト、こちらはJA1Y??、御入感局ございましたらコンテスト受信します、どうぞ。」

これを四秒周期くらいで繰り返します。

なにか聞こえたけど聞き取れないときは

「QRZ。どうぞ。」

といったりします。

聞き取れたら

「(相手のコール)局こんにちは、こちらからコンテストナンバー59100104Lです。どうぞ。」

とかえし、相手のナンバーを聞き取りましょう。

コンテストナンバーはコンテスト規約に従ってください。

(県ナンバー)+(出力)か(市郡区ナンバー)+(出力)が多いです。県ナンバーは市郡区ナンバーの頭二文字です。

07福島

10東京

11神奈川

12千葉

13埼玉 

14茨城

15栃木

16群馬

17山梨

48小笠原

106石狩(札幌含む)

は頻出です。

「10Mです。」と聞こえたら「東京マイクですね。ありがとうございます。」などと返すとナンバーを間違えてとっていたときに「違います。106Mです。」などと訂正してもらえることもありますからミスが減ります。

毎年出ているall jaコンテストは(県ナンバー)+(出力)、高校コンテストは (県ナンバー)+(HS)or(C)、全市全郡コンテストは(市郡区ナンバー)+(出力)です。

出力はP,L,M,Hの四段階あり、10W以下はLです。



数字の読み方

数字は基本はアルファベット読みです。たとえば7P1XXX局だったら「セブンパパーワン~」といったように読みます。「/」ポータル ストロークも忘れないようにしましょう。

しかし、コンテストナンバーやJCC/JGCでは以下のように読むことが多いです。

0まる

1ひと

2ふた

3さん

4よん

5ご

6ろく

7なな

8はち

9きゅう

 

運用のテク

・メイン周波数近くでCQを出しましょう。

基本的にどの周波数帯でもメインの周りに多く人がいます。その近くでやるといいです。呼び出し周波数といわれるものがこれに当たります。バンドプランでチェックしましょう。

アマチュアバンドプラン

 

 

・必要な規約は教えられるようにしましょう。

無線機つけたらコンテストやってたけど規約がわからないという人もいます。そういうひとに教えられるかどうかが点数に繋がります。

 

・始まる前に通常交信をしておきましょう。

コンテスト直前にCQを初めてもメイン周波数近くは空いていません。通常交信でコンテストに出る事を伝えておけばあとで「この周波数だったな」といって戻ってきてもらえます。とても良い手段です。

 

・呼び周りは呼ばれなくなったらしましょう。

自分でCQを出すのとCQを出している人を呼ぶのと基本は自分で出す方がいいです。が、ときには呼び周りも重要ですので伸びが鈍化したら呼び周りをするのも一つの手です。

 

・アンテナを回そう

プリフィックスの番号でだいたいどっちの方角だなというのはわかります。そちらの方向にアンテナを回すとより効果的です。ですが50Mhzより上の周波数では反射で届くということもありますから下手に回さない方が良いこともあります。

 

アマチュア無線は歴史が古く、引き継がれてきた慣習も存在します。偶数の周波数で運用する慣習があることを理解することも大切です。

 

3.来年度の長へ

コンテストログの出し方を記します。

まず、ログはC-test winというソフトで取ります。

e.gmobb.jp

 

ここのサイトでDLして当日使うPCに入れておきましょう。使い方は大体わかっていると思うので割愛しますから後輩には教えてあげてください。

 

まずはかくPCのログデータを保存します。そしたらファイル⇒ログ結合で結合します。

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したらファイル出力⇒ログシート出力をします。all jaと全市全郡はR2.0、それ以外はR1.0が主流ですので規約に特に記載がなければそう思っておきましょう。

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新しいウィンドウが開きますからそこに必要事項を記入しましょう。特にジュニア部門は年齢の記載がいりますので忘れないようにしてください。また高校コンテストは各ログデータのオペレーターネームが分からないといけないので、「オペレーター名を出力する」に必ずチェックをしましょう。f:id:Makitan:20210308231848p:plain

これでOKをおすとtxtファイルができますからそれをメールに添付するなりメール本文にコピペするなりしてメールを送ってください。送り先は規約に書いてありますのでよく読んでください。私はpdfファイルを添付するというミスをしたりしましたし、「メール本文にコピペしてくれたほうが処理がしやすいよ」っていうコンテスト主催者さんもいますからそちらをお勧めしておきます。

 

以下に毎年出てるコンテストの規約ページを乗っけておくので参考にしてください。

第63回 ALL JAコンテスト規約

第42回 全市全郡コンテスト規約

全国高等学校アマチュア無線コンテスト