189に会いたい。
あの雪の日、河口湖で過ごした君ともう一度会いたい。
ここ数年そんなことをずっと思っていた。
2019年12月
私は再開を果たした。
目次
横川駅付近にて
私はその日、信越線で横川に向かっていた。むろんここでの信越線は高崎から横川の信越本線とよんでいいのかよくわからない部分である。
信越線のこの区間は八駅。駅メモラーとしては簡単に制覇できる路線でってもありがたい。
横川駅は二面二線の駅のようだが反対側ホームはあまり使わないようだ。
駅前道路には線路が埋まっておりここ、横川の地が東京から軽井沢、長野新潟方面にむけての交通の要所だったことがうかがえる。
駅の反対側、線路は鉄道文化むらへと続いている。鉄道文化むらは189系の保存があるのだ。早速入村...といくにはまだ早い。開村時間にもなっていないしせっかく横川にきてアプトの道、メガネ橋に行かないのは損である。
アプトの道から村内を撮った。やはりいいものである。
189のあさま色。最近塗装が塗り替えられたそうで記念式典など行ってみたかったのだが、今回の感染症で延期となってしまっている。
早くピカピカになった姿が見たいものだ。
アプトの道にて
鉄道文化むらの脇をかすめ通るといよいよアプトの道である。
アプト式というのは歯車をはめて走る鉄道のことである。アプトレールが側溝のふたに使われていたりする。
アプトの道はしばらく信越本線(新線)の複線を半分埋めた部分となっている。もう半分は現在でも鉄道文化むらのトロッコがはしることがある。
丸山
しばらく行くと旧丸山変電所というレンガ造りの建物が現れる。
なかなかの倉庫のような建物で、函館の赤レンガ倉庫を彷彿とさせた。
線路内侵入!?
「またサルが線路たち入りしてやがるよ...。」
この場合、サルというのは馬鹿な人間のことなのかニホンザルのことなのかどちらもありえることだが、今回は野生の猿である。
しかし猿もまたかわいい。
結構な集団で降りてきたようで架線の上や木の上などいたるところにいた。たくさん写真も撮らせてもらえたが、たくさんうんちも落としていったようだ。避けて歩くのが大変だった。
峠の湯
峠の湯という温泉施設についた。我々はもうおなかがすき始めていたので峠の湯で荻野屋の釜めしでも買おうということになった。ちなみに我々というのはハイキング好きの女友達...なわけもなく、まあどうでもいいので割愛する。
峠の湯には荻野屋が入っている。しかしその日は休みであったようだ。峠の湯の店舗は荻野やホームぺージにも記載がないのだが確かにあった...と思う。
あと、ちょっとしたところに狸がいた。
峠の湯を過ぎればいよいよアプトの道も本番である。
トンネルを抜けるとそこは....
トンネル、トンネル、トンネル。ひたすらにトンネルが続く。
何個目だっただろう、トンネルを抜けるとそこはメガネ橋であった
メガネ橋カッコイイね。でかい、高い!!
もう満足、熊ノ平までぶらぶらあるいて文化村へ向かいます。
文化むら、再会
文化村で無事、国鉄色の189と再会できました。
アプト君も普通に楽しかった。
*1:参考画像:函館の赤レンガ倉庫