Makiのホームページ

Makiのホームページです。いえい。

技術書典で出すのは何故

 

 

 

 

技術書ってなんだったっけか

技術書というと、オライリーとかオームとか電波新聞とか、そういった出版社の書籍が思いつく。それらの本はある種の道しるべであり大概の場合、ソフトウェアの環境構築とか工具や電子部品の揃え方とか"ゼロ"からの出発である。それなのに目指すところはかなり高くて、ハードな急坂を登ることになるわけだ。ただ、その登山道には罠が張り巡らされていて、ソフトウエアのverの違いによるものだったり、マシンスペックの違いによるものだったりする。登山道から一歩外れればたちまち遭難してしまうのに、道は所々で途切れているのだ。ただ、それらの箇所はWEB検索すると同書を用いた先人がいたりするもので踏み固められた新道が見つかったりする。

 

今回はじめて技術書(?)を執筆するわけであるが、そういう出版社のものと違って多く売れるわけでもなければ、新道をつくる人も現れないだろう。従って、そういったアフターサービスまでもを請け負う必要があるのかな?と思う。正直な話、質問されて答えきれるような自信はない。私の腕ではたかが知れているし、そんなに教えることが得意なわけではないからだ。

 

 

技術書を出す動機

「教える過程を通してより理解が深まるものなのよっ!」

 

桜野くりむがいってそうな感じだが。私としてはこう、文章にすることで自分の理解を深められると感じる。ここでは私の執筆目的として次のようなことを考えられる。

  • 理解を深める
  • 後続者への草分け
  • 活動の周知

 

後続者云々について。

ラズパイをはじめとしたマイコンマイコンという表現は広すぎるかもしれないが)を用いた電子工作についての書籍はたくさんあるが、そういったブラックボックスのない工作はなかなか難しい。ラジオ回路なんて今時流行らないので、書籍も古いものばかりであり、また部品も手に入りづらい。そこで私の記述が役立てばと、そう思っているわけだ。(もっともICチップなどの原理も学んで理解したいとは思っていますが。)

 

周知云々について。

これについては同じように目指す人や先人と情報交換したりできやすくなるという考えからだ。

 

「研究は発表して初めて認められるものなのだよ!」

 

ってどっかの教授が言ってそうだが、そういうことである。

 

 

なんで技術書典なのか

記念のチラシは7日です!

 

Takata's Go Through the 15th 【ジャパネットたかた×妖魔夜行】 - ニコニコ動画

 

(7日ではない。)

 

私なんぞでは技術書なんてたいそうなものを執筆できるかとても不安であるし、一人であれば選ばなかっただろうと思う。ただ、サークル参加であるからして意思疎通は大事だ。同志Yokaがこれがいいというのでこれにしたというのが率直なところである。奨学金がもらえれば話は別だが、一般の学生の身分ではそこまで自由なお金はないという部分もあり、少しでも売れればいいかなという淡い期待もある。

 

内容については別にまとめようとは思っているし、書籍として書き上げたものをリテイクしてここに上げるのもいいかなと思ってもいる。

 

技術書の体裁が整えられるがわからないがそこはいい感じにこのブログで補足をすることで補完していきたいと思う。

 

 

 

コルピッツ発振回路が動いた話

コルピッツ発振回路が動いた話。

 

今回の内容を短くまとめれば、「6mAM送信機の発振がうまくできた!やったー」ということ。それだけ。

 

これを本稿ではこのブログのメイン読者であろう「科学部でパソコンをいじったりしてた人」にわかるように説明するわけである。

 

 

 

序章

まず、アマチュア無線においてよく使われる電波の型式は周波数ごとに大きく異なる。電話においてはLSB,USB,FM,AMと様々な型式が存在するが、一般に50MHz,波長でいえば6mが分水嶺。これより波長の長いものはLSBorUSB(2つまとめてSSBという)で、短いものはFMと考えていいはず。では6mはというと、SSBがメインだけどFMもAMも熱心な人がいる感じ。逆にAMは6mの熱心な愛好家界隈以外ではほとんど絶滅したと言える。

 

初めての送信機製作にあたって、回路が簡単と言われるAMを採用するのはごくごく自然なことであるわけで、AMを採用するということは6mバンドにすることは必然なわけだ。

 

6mAMであるがゆえの特性

普通の無線機では周波数を可変できる。しかしながら6mAMはそこまで多くの人がやっているわけでもないので周波数を可変する必要がない。主に使われるのは50.620MHzだけであり、ここだけ出せればいいわけだ。もっとも私自身はAM愛好家グループにコネクションがあるわけではない。そのため実際に交信を成立させようとすればなかなか厳しいものはあるかもしれない。

 

アマチュア無線は広い

アマチュア無線と一言で言ったところで愛好家は様々な楽しみ方をしている。海外との交信に楽しさを感じる人がいれば、日本のすべての自治体との交信を目指す人、コンテストなどのradio sportsに参加する人、自作を楽しむ人などなど。それぞれのコミュニティにはそれぞれの暗黙の了解が存在するもので、そこに土足で踏み入ったり、これまでのコミュニティを壊すような行為は慎むべきというのが私の考えである。

要するに「技術的には可能です」と言うやつ。もっともそれは法的問題ではないし気にしない人は気にしないのだろうけれど私は気になる。

 

脱線:尊重するということ

様々な楽しみ方を許容するということはつまり、尊重することである。自分と異なる価値観の存在を認め、内容を全肯定しないまでも受け入れるということだ。

 

例えば、radio sportsの一種であるコンテストで優勝したという事実から「アマチュア無線界屈指の技術力」なんて言ってしまうのは誇大広告だと思うし、失礼だと思う。アマチュア無線局は400万局ほど存在していてコンテストに参加するのは2000局程度であるという数字的な観点で納得してもらってもよいが、私としてはもっと高度なものがつぶされてしまうことに懸念を抱いている。

 

高度な情報は時に難しく、初心者にはわかりずらいところがある。例えば「C言語でプログラミング中にわからないこと(Aと定義)がでてきた」とする。Aについて検索するとき、おそらく検索のトップには「C言語の書き方をゼロから教えます!」とか「Aについて詳しく解説」とかいって情報量ゼロのくそサイトが出ることだろう。そういったことになってしまってはまじめにAについて教えようとするサイトは淘汰されてしまうのではないだろうか。

 

同様のことが起こることを懸念している。見栄えの良さや肩書、権威などで判断が行われ中身を十分に吟味しない世界では評価されずらい技術は淘汰されてしまうのではないだろうか。心配性だといわれてしまったらそれまでかもしれないけれど、他人の耕した畑を荒らしているように感じてしまうのは私だけだろうか。アマチュア無線の世界においては八木博士がアンテナを発明するなど無線通信技術に貢献することで発展してきた歴史がある中で、現状ではそういったことをする人が十分な評価を受けていないと思える。

モールス信号を使って交信する動画のほうが、ラジオを自作した動画より格別伸びて、評価されて、権威付けされてしまって、それだけで判断されてしまってはそれはとても悲しい。どちらがより高度な技術かなんてことは議論するつもりはないが、電子工作にはそれなりの材料費がかかるわけで、コスパはとても悪いといえるだろう。尊重の気持ちを忘れないように、できるだけ表現するようにしたいものだ。そして、尊重してもらえるようになれたら、それはとても嬉しい。

 

 

 

 

コルピッツ発振回路

コルピッツ発振回路といっても水晶振動子を使ったもので、次のサイトの真ん中左の図のようなものだ。

 

sudoteck.way-nifty.com

図のトランスの部分、ここに使っている高周波コイルのコアをいじっていい感じのインダクタンスになったところで発振してくれる(はず)。うまくいけば水晶振動子の表示周波数付近で発信するはずである。

じゃあそれをどうやって測定するかというと、私は周波数測定機能付きテスターを使っている。私の持っている多くの文献ではすでに入手困難なテスターだったり、あるいはもっと高度な、高価な測定器を使っているのだが、本稿執筆現在、私のテスターは手に入るようである。

 

ポケット・デジタルマルチメータ(テスタ) TKPH6A

akizukidenshi.com

 

書籍ではアンテナにつないで受信機で発振しているか確かめろと書いてあったりするかもしれないが、法律に詳しくない私はやめておいた。


f:id:Makitan:20230415224756j:image

 

あとは保証認定の書類をそろえて、どうにか電波を出せる状態に持っていきたいものだが、高度な測定結果を求められたらどうしようといったところではある。

 

 

技術書典14に参加する、はず

書記、とくに総書記っていいですよね。こう、言葉の響きとか。

 

コミケでませんか! っていってYokaを口説いてたんですが、ひょんなことから技術書典に出ることに。そのままマジックタンノ再結成!!ということになりました。

 

 

 

 

 

まずは自己紹介

Makiです。Twitterは人参食べたいです。

twitter.comまあ、Twitterは基本身内ようなので技術的な話はしてないです。技術系の話は基本はこのブログか、あとはニコニコ動画でやってます。

 

www.nicovideo.jp

ブログで同じ内容を補足するPDFを公開しています。

makitan.hatenablog.jp

内容は普通科の高校物理で分かるレベルにしようかなと思って作成してます。

 

 

(Yotubeにもあげてるけど全然伸びない。おみづ食べたい - YouTube)

 

アマチュア無線関連の自作もやってたりします。最近の製作例を挙げておきます。

上がバランで、下がバンドパスフィルターというものです。

 

 

マジックタンノとは

マジックはわかりますよね。では、タンノとはなにか?こう思われる方、いるかもしれません。

 

身内ネタです!

 

冴えカノの安芸倫也も大事だって言ってた気がする(ソースを見つけられなかった。あとでアニメ見返します。)

3000年の眠りから目覚めたマジックタンノ(以後、古代マジックタンノとの区別のためにマジックタンノリターンズとする)は何をするのか。

 

私にもわかってません。

 

私としてはAIのYokaとモノづくりの私で「AIxモノづくり」をテーマに(乗算でなく加算ではないかー!)コミケに出店せしめよう!と思ってたんですが、ひょんなことから人数が増えてソフトフェアの比重が高まってしまって、ハードな私としてはちょっぴり肩身が狭いです。また発表場所も技術書典に変更になってり、さまざま流動的に動いていて私もこの先のことはわかっていません。

 

そんな中でも決まったこととやりたいことを書いておきます。

 

決まったこと

  • 技術書典に申し込む!
  • メンバーは四人
  • そのうち三人はソフト、私だけハードらしい
  • 無線従事者はうち3人

こんなかんじ。各人が一冊ずつ+サークルで一冊機関紙「服部電子計算3Dvol.1(仮称)」も用意する予定です。

 

内容は私は無線機製作記事を書く予定ですが、詳しくは後述のYokaを参照のこと。

 

 

やりたいこと

長期的な話だけど

  • PIC制御したい
  • CPUを完成させたい
  • ラズパイかじってみたい
  • みんなでノベルゲーとかつくってみたい。

願望です。PICってのはワンチップマイコンというか、機械語プログラミングで制御するチップととらえてもらえればいいかと。

 

 

詳しい説明

詳しい説明はYokaのブログを参照のこと。(公開次第リンク掲載)

 

3月4日追記

真面目な案内が出ましたので掲載。

kalmia.hatenadiary.jp

 

 

最高峰と元最高

はじめに

箱根山を知っている人は多いと思う(著者調べ)。もちろん23区内にある人工の山の方であるが、これは山手線内最高峰だとか言われている。ここでの最高峰は指定範囲内におけるもっとも標高の高い山を指すからして、スカイツリーの方が高いなどというつまらない指摘は無用である。

 

さて、箱根山はこれは人工のものであって、では天然物はどうかといえばそれは愛宕山である。

 

 

 

愛宕山とは

愛宕山は全国各地に存在するが多くは愛宕神社と関連して名づけられている。例えば秋葉原秋葉神社が由来でつけられたとかそういった類のものである。ようは地域のランドマークをそのまま地名にしたようなもので、現代的に言えば滋賀県のマキノがマキノスキー場が由来であることに似ている。(おまえスキー好きだよな。)

 

で、今回行ったのは港区のものである。これは25.7mであり、東京都23区最高峰らしい。最寄り駅は日比谷線の神谷町(神保町ではない)で、オフィス街にある。

 

模範的なぶくがかーの認識

模範的なぶくがかーは「1.NHK放送博物館がある」、「2.ヤマノススメの聖地」という二面性をもってとらえていると推察される。

1.については往年のマイクロフォンやラジオ、TVの受信機などが展示されているという点でとても興味深い。東京通信工業やといって「ああ、ソニーのことね」とわかる人にとり、ラジオの技術が日本の電気電子業界を支えてきたことを理解されていると思いますが、まさにそういった歴史を知れる面白い場所ということができる。

2.については説明するまでもない。あおいが西武百貨店のひだまり山荘で登山道具を見た帰りに立ち寄った山である。公式にいくつかアニメのカットが上がってますので参考にされたし。

yamanosusume-ns.com

 

 

最高峰に挑む

戦いは昼下がりの都内某所から始まる。神谷町の三番出口からでると近いらしいが四番から出たので早速迷子になった。都会は恐ろしい。

f:id:Makitan:20221228220606j:image

 

頼りないGPSを信じて進めばトンネルの手前に参道が見えてくる。もっとも今回は男坂を上るために来たのでスルーした。年末休館で博物館もやってないらしい。


f:id:Makitan:20221228224455j:image

 

トンネルを抜けるとそこにはエレベーターがある。これで山頂まで一気に行けるらしい。これはTwitterで見た。



 

 

これもスルーしていい感じに進むと入口が見える。

出世の石段。石段でなく医師団なら出世もいいところだが、果たしてどうなのか(つまらなすぎて森)。この石段、例えるなら江の島の石段に似ている。とっても急でながい。ただしタコせんべいが食べられないのはマイナスである。

 


f:id:Makitan:20221228224519j:image

 

放送博物館はお休みだったのでまたの機会に。またテキトーにお誘いしますのでリアクションください。
f:id:Makitan:20221228224532j:image

 

このまま道なりに下山した。
f:id:Makitan:20221228224546j:image

 

時間が余ったのでテキトーに歩いて東京タワーの前まで行った。京都タワーより何倍も大きい。京都タワーのせいでタワーを見ると「study」を思い出してしまうのだが、正月くらいは勉強から解放されたいものである。

 

f:id:Makitan:20221228224604j:image

 

 

 

 

 

 

対戦!可愛模試






可愛模試といえば、申し込むのがギリギリになると大抵、都心の校舎会場は埋まっていて大学会場しか空いてないんですよね。そういうわけでコロナ以前の模試では法政大学小金井キャンパスで模試を受けるなど、していたわけです。

 

たぶん一部の人は共通テストもここだったのかなと思いますけど、今日は久々に行ったのでまとめておきます。
f:id:Makitan:20221104185648j:image

 

 



 

 

 

調布から小金井へは武蔵小金井行きのバスがあったと思いますが、時間がかかるので便利なルートはありません。検索して出たのは

調布→武蔵野台→白糸台→武蔵境→東小金井

というルートでした。

 


f:id:Makitan:20221104185748j:image

 

電車にのるまでは良かったんですが、乗り過ごしまして、多磨霊園から白糸台に乗り換えることになりました。


f:id:Makitan:20221104190024j:image

 

乗り換えまで十分ほどだったので結構走りました。

この道で右に行くと白糸台駅です。
f:id:Makitan:20221104190126j:image

駅入り口とは思えない。


f:id:Makitan:20221104190146j:image

 



ホームについた途端に構内踏切が閉まりだしたのでギリギリでした。


f:id:Makitan:20221104190213j:image

 

併設の車庫
f:id:Makitan:20221104190232j:image

やってきたでんちゃ
f:id:Makitan:20221104190257j:image

 

お金がないので新小金井で下車し歩きます。
f:id:Makitan:20221104190312j:image

 


f:id:Makitan:20221104190318j:image

 

 

駅を出たら適当にまっすぐいって、農工大通りに出たら左に曲がります。


f:id:Makitan:20221104190344j:image

 

 

農工大通りをいったら公園が見えるのでそこを曲がると見覚えある道でした。


f:id:Makitan:20221104190351j:image

 

 

時計を忘れて走ってくる同級生と一緒に共通テストを受けたものです。奥に見えるのが農工大の門です。


f:id:Makitan:20221104190412j:image

 

そのまま中央線の高架をくぐって行くと


f:id:Makitan:20221104190848j:image

法政大学です。
f:id:Makitan:20221104190425j:image

滞在時間は30分ほど。なんのために行ったのじゃ。

 

 

Matlabでリサージュ図形を出力する。

editでエディターを立ち上げて以下をrisa001.mで保存。これを実行するといい感じに出力できた。
 
clear; clc;
t = 0:0.01:2*pi;
y = 2/3*cos(5*t);
yy = 4*cos(6*t);
plot(y,yy,'k')
 
cosの係数が図形サイズを調整するために適当に入れました。cosの角度部分の係数は5:6にするために入れました。位相差は0にしました。いろいろ値を変えると変わるところになります。
周波数比5:6でいい感じかなと。

 

図だけ出すとこんな感じ。
 
 
 
 
cosの角度を変えたり位相差を加えたりしてみると次のように図形を生成できた。
 
 
 
 

 以下のサイトで位相差や周波数比を確かめて出力してもいいかもしれないですね。
 
 

南極展、宗谷、南極北極

「何事をなすにも必ず困難が伴うものだ。その困難に打ち勝って大事をなすことこそ、男子の本懐というもの。男らしく、正々堂々とやりたまえ。初めから他人の助けを当てにするような人間は、決して成功せん。」

 

概要

この夏、山梨県立博物館企画展「たんけん!はっけん!南極展 壮大な自然と人々の物語」、及び日本海事科学振興財団船の科学館屋外展示南極観測船宗谷、国立極地研究所 南極・北極科学館を巡ってきましたので今回はそれらをまとめていきたいと思っています。

 

山梨県立博物館企画展については写真撮影が一部を除いてNGだったので写真はあんまりありません。清水港に行けなかったのも悔やまれる...

 

 

 

 

我々と南極

このブログ、どうせ成城関係者しかみない(と思っている)のでその前提で。

日本の南極観測の始まりとしてよく上げられるのが白瀬矗です。現行の南極観測船が『しらせ』ということからも、その功績は日本で広く認められています。しかし、白瀬はもともとは北極を目指していたことを知っている人は少ないのではないでしょうか?

 

白瀬はもともと陸軍に所属していました。北極を目指す彼に「北極へゆくには先づ千島なり樺太なりにいつて充分身體を鍛錬し、経験を積んでからの事だ」と叱咤したのが児玉源太郎です。その後も陰ながら支援をしており、「將軍(しょうぐん)は探検の精神的哺育者であつた」とのことです。

参考

www.ndl.go.jp

 

また今の理事長は岩佐氏ですが、前理事長の関口氏は南極に第16次越冬隊で医者として向かった方でもありました。第50次南極越冬隊の武田康男氏の説明も小講堂にて聞いた覚えがあります。

 

冒頭の言葉は児玉源太郎が白瀬に送った言葉です。amazonでこんなものを見つけたので誰かの誕生日にでも送り付けたいものです。

www.amazon.co.jp

 

山梨県立博物館

夏休みに再生検波ラジオを完成させようと池袋の理工書コーナーを物色していたとき、たまたまこの企画展の図録を発見しまして、気づいたらカゴに入っていました。読んでいくとなんとまだ会期が残っていたのでその最終日に滑り込みで訪問することとしました。拾八切符は手に入りませんでしたので高尾までKO,そこからさらに普通列車石和温泉に向かいました。
f:id:Makitan:20220919155646j:image

 

特急かいじ新宿駅 - 立川駅 - 八王子駅 - 大月駅 - 塩山駅 - 山梨市駅 - 石和温泉駅 - 甲府駅 と止まっていくのでほぼ山梨の中心まで行くわけです。ロングシートはきつかったです。


f:id:Makitan:20220919160119j:image
f:id:Makitan:20220919160417j:image

南極展自体は白瀬隊についての展示物が多かった印象です。また県内のスキー場を整備する車両を作るメーカーが南極でも活躍しているとのことで、そういった展示もありました。最新の雪上車などの展示物があったのは他の展示施設と異なる面かなと思います。また、よりもいとのコラボ開催とのことでパネルなどもありました。
f:id:Makitan:20220919160859j:image

 

南極観測船宗谷

宗谷といえば初代南極観測船として有名です。南極観測船は(開南丸→)宗谷→ふじ→しらせ(初代)→しらせ(二代目)となっています。白瀬矗が乗っていたのは開南丸で、宗谷は1957年からの1から6次観測隊で活躍した船です。各地で様々な任務をこなしてきた船ですので多くの自治体から保存の申し出があったようですが、お台場の船の科学館が指名されて現在も展示されています。


f:id:Makitan:20220919162323j:image

この白いふねのような建物が船の科学館本館です。現在というかここ十年リニューアル準備で休館中です。東京国際クルーズターミナルの手前に宗谷はあります。

 

この前書いた記事では宗谷は軽ーく触れるだけでしたので今回で触れます。

 

 

 

宗谷の見学は基本は無料です。ですが維持費を募金で募っているので募金するといいと思います。結構しっかりとした展示ですしお金とっていいレベルだとは思いますけどね。

 

 

船の甲板はこんな感じの木の板張りでした。私は船に詳しいわけではないのですが、こういう木って枕木みたいにオイル付けしてるんですかね。

と思って調べましたがチーク材を使ってるみたいですね。詳しそうなサイトへリンクしておきます。

kinomemocho.com

 

 

船内は各部屋にその等級の船員の格好をしたマネキンがいます。最初びっくりしました。

 

 

 

お風呂などの内装もしっかり残っていたので良かったです。

 

室内は古い感じの洋室です。油壷の研究所よりも全然広いですね。二段ベッドの上の段で寝ていて朝起きた時に天井に思いっきり頭をぶつけたくらいだったのでもう、段になってない時点ですごい感動です。

 

 

廊下は結構狭い感じですが照明が面白いなと。

 

南極の生活についても展示がありました。船の話がメインとはいえやっぱり南極観測船ですから、こういうのはうれしいですね。

南極の氷もきっちりと冷凍装置に入っていました。

写真は撮りませんでしたが南極のビデオもありました。見入るとあっという間に時間が過ぎます。ここで後から来た人にぬかれました。

 

そのあとも順路に沿っていきましたが入り組んでいてよくわかりませんでした。

 

二段ベットの部屋なんかもありました。頭をぶつけそうです。

 

床下機器も見れるようになっていましたが、よくわからなかったです。

 

 

医務室なんかもあり人形に驚きました。

 

 

 

通信長室と通信室は違うようです。

両方ともとても広く立派な部屋でした。

船長室や操縦室も見ることができました。

 

甲板は広くヘリコプターの発着が可能になっています。第三次観測時に海上保安庁が大型のヘリコプターが発着可能になるように改造したものです。大型のヘリコプター甲板を従来の甲板の上に設置したということです。






f:id:Makitan:20220919163428j:image


南極・北極科学館

南極北極科学館についても先出記事がありますのでそちらも合わせてどうぞ。

この科学館の全体としてはこれまでの南極観測、特に気象分野や生物分野の展示が多い印象でした。隕石などの展示もありましたが、コロナ対策で顕微鏡が使用できないなど、これを目当てに行くのはおすすめはできません。

 

入口すぐに南極の氷の展示がありました。だいぶ小さくなってしまっていました。

 

南極は雪に埋もれるなどして隕石が残りやすく多くの隕石が見つかっているそうです。

櫃量の感覚が見た目と一致しない隕石が多くあり、100kgを超えるものの展示もありました。

地震計や温度計などの計器の展示もありました。

 

東オングル島の昭和基地との中継映像もありました。

雪上車はかわいい感じでした。

 

 

 

レーダーアンテナなどの展示もありました。

 

 

気象観測用のラジオゾンデの展示もあり、先輩方と基盤が小さくなって進化していることに驚きました。

 

 

 

生物については南極と北極、双方の生物のはく製がありました。

 

 

 

ライギョダマシはおおきく、人間の子供程度あるようです。

コケや南極固有の魚類などの標本があり、面白かったです。

 

 

 

南極にはクマはいないのでしょうか。

 

 

感想

 

極地研の研究についての展示はあまりなく、その辺はWEBのほうが詳しい気もしますが、観測の歴史的な部分についてはかなり知れたかなと思います。

 

大学院生の授乳状況をみると年々減少傾向にあるようですが、活動内容を見るとなかなかニッチな分野だなあとも思いますし、仕方ない面もあるのかもしれません。

国立極地研究所│大学院教育│特別共同利用研究員│受入実績

 

国立極地研究所│研究活動

 

タリーズのアイスティーおいしかったです。

休憩



南極は10分、宇宙はスウェーデンより遠い。

 

高松に降り立つ

南極は10分でいける。情報系の先輩がいうのだから間違いないということで到着予定時刻の約10分前に最寄り駅に集合した。二か月前の冷凍のナンを食べた先輩と路線図を無視した特別列車で参上した先輩。会うのはなかなか久しぶりだった。

 

計画概要

計画名はずばり、「南極行って宇宙いく」。前回kddiミュージアムに行ったメンバーの中で日程を定め、前回来られなかった先輩を誘う形をとった。前日夜に前回来られなかった先輩方の参加が確定した。しかしながら、元から参加予定だった先輩一名が体調不良で欠席、もう一名が原因不明の無断欠席をかましました。最も強い言葉で非難する。

 

南極と北極

南極北極科学館は立川の極地研にある科学館である。南極の氷の展示や南極での観測活動、生態系、北極の生態系などを展示している。

南極・北極科学館

南極の氷はどうやって解けないようにしているのかなと不思議に思いました。

犬みたいな雪上車は老朽化で中には入れないようになっていました。よりもいでは入れていたみたいですけど、残念です。

 

 

 

昭和基地は東オングル島にあります。

 

南極の生き物のコーナーはなかなか面白い展示でした。

 

 

 



北極の展示は南極よりは少ない印象だった。

スウェーデン

池谷という食堂で食事をとったわけである。初めて利用したのだがカレーのサイズなど知らなかったので、頼んでみて思った。ちょっと少ないなと。

 

まず、ルーに肉はなかった。この時点でもう低評価である。肉を食うにはカツカレーにするしかないわけであるが、このカツがまたきちんと切られていなかった。

カレーにナイフが必要と、だれが知っていただろうか。

 

北欧の常識を知らないがためにスプーンでカツを切り刻んで食べたが食べにくかったので星2とする。

 

 

 

宇宙へ

JAXAとは国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構のことであるが、これは2003年に三つの研究機関が合体してできた法人である。それ以前の調布JAXA航空宇宙技術研究所(NAL)の本拠地だったわけだ。

 

NALはYS-11や飛鳥のエンジン開発支援、開発などをしてきた機関である。したがってそういった展示がメインの展示室が存在している。

 

今回はYS-11のカットモデルへ案内いただいた。

YS-11は戦後初の日本製民間航空機であり、「ワイエスいちいち」と読むらしい。

コクピットの手前からのぞかせてもらったが、なかなかボタン類も多く、面白い構造をしていた。

 

航空機関士の座席もあった。主にエンジン計器やその他重要なシステムを操作・監視する要員として設定された職種が航空機関士であったが、システムの進化で必要なくなりつつある役職らしい。最近の飛行機にはのっていないとか。

 

 

VHFとかUHFとか書いてあるので無線機であろうことはわかるが、詳細は不明である。

 

 

 

 

 

 

 

 

自動飛行や開発したSTOL(短距離離着陸)飛行実験機の飛鳥など様々な展示がありました。